「きく」とは

聞く。聴く。効く。

訊く。
利く。
尋く。
幾久。

 

「きく」にもたくさんある。

これらの違いを調べて、自分なりの解釈を伝えてほしいとモコさんからLINEが来た。

 

私は子供の頃から文学小説が好きだった。

また仕事では中学校の教材や公的機関の出版物を作ったりしていたので、見る、聞く、測る、変わる、指す、書く、など、字が色々ある表現は気になる。

違いには細心の注意を払って編集の仕事をした。
この時の経験が、今のミーティングの記録作りにも役立っている。

 

ただ、私は、耳から入れるだけの聞くことばかりをしてきた人生だった。

耳から入ってくるだけの、聞く。

社会人になってからやっと、聴く、尋くを熱心にし始めた。

そうしないと仕事についていけないからだ。
しかしその聴くも、浅かったんだなとSangoに来て理解した。
仕事では、相手のニーズに沿うように動くことが求められているのだと思い、言うことをきく人になるための「聴く」をやっていた。
心の部分は置き去りだった。


「聴く」は、うちなる声に耳を傾けることでもあると思う。
Sangoで、相手の思いを尊重して、その上で自分の正直を伝えることをやり出してから、今まで相手にばかり意識をフォーカスしていた自分に気付いた。

自分の意見は聴いていなかった。

「いい人」をして、言いなりになるだけの人生だった。

 

相手を尊重することは大切。

でも距離感も大切。

「聞きすぎないようにね」とモコさんから伝えてもらった。

 

自分から相手に伝えることをやり始めている。

自分が発する声を、一番近くで聴いているのは自分の耳だ。

自分に自分が、何を聴かせるか。

それを意識し、実践していこうと思う。

ありがとうございました。

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