今日は仲間と、大宜味村へ映画を観に行った。
「森のムラブリ」と「森の守人」の2本立て。
「森のムラブリ」は、タイとラオスの「ムラブリ」と呼ばれる人達を撮影したドキュメンタリー映画だった。
定住せず、森の中を移動しながら暮らす人達をムラブリと呼ぶらしい。
バナナの葉などで作った簡単な小屋のようなものに住み、一ヶ所に定住しない。
自然と共存しながら生きている彼らは、持ち物が非常に少ない。
そして食べ物も、コミュニティみんなで分け合って食べていた。
彼らの暮らしは、とてもシンプルだった。
実質の労働時間は1時間くらいで、あとは自分の好きなことをして過ごすのだとか。
上映後に、言語学者さん、監督さんとzoomで繋がり、質疑応答のコーナーがあった。
言語学者の伊藤さんの話によると、彼らはアニミズム信仰に根ざした暮らしをしており、人が亡くなる時は、「森に還る」「森行き」のような表現をするとのことだった。
電気なし、ガスなし、水道なし。
自発的にそのような暮らしを選択している人達がまだ存在している。
彼らに貧しさは感じなかった。
豊かさについて考えさせられる映画だった。
観ながら、京都にかつて存在していた「サンカ」の人達に、思いを馳せたりもしていた。
少し前に読んだ「父が娘に語る経済の話。」という本の内容と、オーバーラップする部分もあった。
車もないので、彼らはよく歩く。
映画の中でも裸足でよく歩いていた。
私も歩きたくなった。
歩くことを増やそう。
地球に住まわせてもらっていることに感謝して。
※
「森の守人」の方は、内容は素晴らしかったのに、途中で寝落ちしてしまった…。
観たところまで感じたこととして、森が失われているのは現実で、森を守ることは子供達を守ることであり、失われている森を再生するのは急いである必要のある事だという意識は持ち続けたい。
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