何とかしようとしない

朝、3人でウッドデッキの屋根の骨組みを解体していた。

高いところの作業なので、私以外の2人は、脚立を開いてハシゴにした状態で、上の方に足をかけて作業していた。

そんな中、突然後ろでガチャーン、ドスン、と大きな音がした。

振り返ると、Gくんのハシゴが倒れ、G君が地面に倒れていた。

G君はしばらく無言ののち、うめき声を発した。

私はビックリして、慌てて駆け寄った。

G君が痛い、と言って体を起こした。

モコさんが音を聞きつけて、声をかけながら駆けつけて肩くれた。

私はビックリしつつ、G君の体の痛いところを触っていた。

それを見たモコさんから、触らないでと伝えられた。

あとから分かったことは、自分がパニクっている時に、人の手当てなど、できっこないのである。

パニックして、慌てた心理状態の時は、かえって触らない方が良い。

誰かが来たら、来た人に任せれば良いのだ。

こういうとっさの時に、自分のクセというのは発動する。

何かあったら、慌てて何とかしなくてはと動いてしまうクセが私にはある。

パニクって、何とか出来るような状態じゃないのに。

アワアワした状態で人に接したら、それが伝染するだけだ。

手当てして治療どころか、パニックの伝染。

慌てて何とかしようとしない。

無理な時は無理。

それで良い。

今日は自分の行動グセを手放して、モコさんにお任せした。

この学びを、脳みそに刻み込んだ。

ちゃんと記憶しておけば、同じような状況になった時の行動が変わる。

今日は大きな学びをした。

ありがたい。

感謝。

 

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