恐れと圧力

私には色んな恐れがある。

拒絶されることへの恐怖。孤独への恐怖。

死への恐怖。

批判への恐怖。失敗することへの恐怖。

その中でも、日常生活でよく出てくるのは、拒絶への恐怖だ。

私は圧力を感じる人に、自分の思うことを伝えられない。

自分の感じた正直を伝えても、自分はそうじゃない、と返事が返ってきたら、それっきりもう言うのをやめてしまう。

拒絶されると、黙ることで相手との関係性を保とうとする。

でも、それは自分にとって進化変化にはならない。

自分に我慢をさせて、心に圧をかけることになる。

そしてまた、目の前の人は鏡でもある。

人から圧を感じるということは、私が人に圧をかけているのだ。

黙らずに正直に伝えることをやるのは、自分の圧を抜く作業だ。

自分の圧がなくなれば、相手の圧も抜けていくはずだ。

圧力鍋から、シューッと圧が抜けていくように。

圧が抜けたあとの鍋の中は、ものすごくええ感じに柔らかくなった煮物がある。

調味料もよく染みて、味わい深い煮物が。

そう思ったら、やらないと損やなぁ。

自分を味わい深くするのは、自分自身やから。

今日も一日、ありがとうございました。

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