歩き方を意識するようになってから、体の中心が分かるようになってきた。
前後に大きく手を振って、後ろに蹴った力で大きく前に踏み出すというような歩き方は、昔の日本人はしていなかったらしい。
これは洋式歩行といって、明治時代以降に西洋から入ってきた歩き方であり、それまでの日本では、ナンバ歩きという和式歩行が主流だったらしいというのを、WEBサイトやYouTubeで紹介されたものを見て知った。
和式歩行は、山道、坂道を歩いても疲れない、とても効率の良い歩き方なのだそうだ。
泥の地面など、不安定な足場でも疲れにくいらしい。
日本は山が多い。
普段から山道を歩き、田んぼや畑で農作業もしていた日本人に、よく合った歩き方だったのだろうと思った。
また、腰をひねる西洋歩行に対して、和式歩行はひねらない。
足と腕(肩)の同じ側が動く。
前後に大きくではなく、どちらかというと上下に動く。
腰と内臓がひねられないので、走りながらでも呼吸がしやすいらしい。
浮世絵には、江戸時代の飛脚がナンバ走りをしている様子が描かれてあるとのこと。
モコさんいわく、和式歩行は、長時間山歩きをしても疲れないとのことだった。
先人の方々は、ちゃんと体に合った歩き方をしていたのだ。
今は難しくても、DNAの記憶にあるはずだ。
遠い昔を思い出して、実践だ。
姿勢、呼吸、体幹がどう変化するだろうか。
実験やなぁ。
学びにあふれた、ありがたい毎日。
今日も自分を動かす事が出来た。
ありがとうございました。
↓育てているコスモス。
オレンジ色もあるんやなぁ。
ずっとピンクしか知らなかった。可愛い。